マップデータ
座標系について
KeiganALI
は、マップデータを画像ファイル(拡張子 .png, 8bit 透過)として取り扱っています。
座標系は下図のようになります。マップ上の座標は、原点からの座標となります。原点は、yaml
ファイル内の origin
(原点に対して、画像の左下コーナーの座標)から定義されます。
画像データについて
KeiganAMRの自動運転では、以下の3つのデータを重ね合わせたものを使用します。
- map:スキャンで作成された未編集のマップ画像
- mapEdits:map の不要な物体を消去するためのマスク画像
- virtualObstacles:走行不可領域を定義する画像
map
ベースとなるマップであり、スキャンで作成されたオリジナルの画像データです。
形式: 8bit png
カラー | コスト | 役割 | |
---|---|---|---|
a | #ffffff (White) | 0 | - |
b | #000000 (Black) | 255(最大) | スキャンマッチングに使用 |
c | #9f9f9f (Gray) | 不定(走行不可) | - |
mapEdits
mapの不要なもの(人、台車などの移動物体やゴミ)を消去する為の、マスクデータです。
形式: 8bit 透過png
カラー | 役割 |
---|---|
#ffffff (White) | #ffffff (White) マスク領域(コスト0とする領域。map の b 及び c が a として認識される) | >
透過 | マスク領域外 |
virtualObstacles
通行不可領域とするためのマスクデータです。
形式: 8bit 透過png
カラー | 役割 |
---|---|
#000000 (Black) | マスク領域(コスト255とする領域) | >
透過 | マスク領域外 |